2016/12/08

2017年度 トランポリン競技大会 日程

夢なき者に理想なし、
理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、
実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。


2015年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で、伊勢谷友介さんが演じた「吉田松陰」の言葉です

「吉田松陰」は、若き日の高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文など超有名人に勉強を教えた秀才でした、しかし、その影響力は大きすぎてしまい、29才で言いがかりのような理由で処刑されてしまう、悲しい運命の人でした。

まだ、「花燃ゆ」を見ていない人は、TUTAYAで借りてみてください、とても面白いですよ。



2017年度 トランポリン競技 大会日程と場所が確定



2016年12月6日に、日本体操協会の日本体操協会事業計画が更新されました。
この更新により、2017年度に予定される全トランポリン競技の大会日程と場所が確定しています。

日本体操協会では、トランポリン競技以外の競技についても運営していますので、事業計画からトランポリン競技だけ、このブログで抜き出しておきたいと思います。


開催期間大会名会場(開催地)
2017/5/13(土) - 14(日)第4回全日本トランポリン競技年齢別選手権大会ヤマト市民体育館(群馬県)
2017/6/24(土) - 25(日)第32回世界トランポリン選手権大会最終選考会高崎アリーナ(群馬県)
2017/7/28(金) - 30(日)第3回全日本トランポリン競技ジュニア選手権大会キッコーマンアリーナ(千葉県)
2017/8/5(土) - 6(日)第42回全国高等学校トランポリン選手権大会北九州総合体育館(福岡県)
2017/8/26(土) - 27(日)第52回全日本学生トランポリン選手権大会川崎とどろきアリーナ(神奈川県)
2017/10/20(金) - 22(日)第54回全日本トランポリン選手権大会小林市市民体育館(宮崎県)
2017/11/15(水) - 19(日)第25回世界年齢別トランポリン選手権大会ソフィア(ブルガリア)
2017/12/15(金) - 17(日)川崎市長杯川崎ジャパンオープン国際大会兼JOCジュニアオリンピックカップ川崎とどろきアリーナ(神奈川県)
2018/2/17(土) - 18(日)第9回都道府県対抗トランポリン競技選手権大会掛川市さんありーな(静岡県)

2016/11/30

川崎市長杯争奪2016国際トランポリンジャパンオープン スタートリスト

"世の中には幸も不幸もない。ただ、考え方でどうにもなるのだ"


イングランドの劇作家、シェイクスピアの言葉です。

トランポリン競技のファンとして、昨日発表のスタートリストは、、、

さて、スタートリストの招待選手に注目して見たいと思います。

ジャパンオープン部門(男子・招待選手)

※順番は試技順、括弧内は全日本の順位

11G-01 島田諒太(6)
11G-07 田崎勝史(8)
11G-11 岸 大貴(5)
12G-18 堺 亮介(4)
12G-22 植田太郎(7)
13G-29 伊藤正樹(1)
13G-33 石川 和(3)
14G-42 外村哲也(2)

ジャパンオープン部門は、11グループから14グループで予選が行われます。

このスタートリストが意図的に順番を決めているとしたら、予選で伊藤正樹選手の得点を超える可能性が高い選手として、石川和選手と外村哲也選手を選んだようにも見えます。

石川和選手は、好調だった全日本の勢いをそのままに、伊藤正樹選手と同じグループであることが、どれだけ力に変えられるかが注目です。

最終グループには、全日本2位のベテラン、外村哲也選手が、予選日最後の見せ場を作ります、はたして伊藤正樹選手の予選得点を抜くのか?注目したいですね。

私の予想では、伊藤正樹選手が予選では、8割程度の力で予選突破ラインの得点を獲得し、予選に強い外村哲也選手が、予選1位を獲得すると見ています。

決勝は、私の以前の記事で予想した通り、田崎勝史選手が予選3位ぐらいで決勝に挑み。
限界を超える集中力を発揮して優勝すると思います。

ジャパンオープン部門(女子・招待選手)


14G-22 中野蘭菜(3)
14G-23 中村優希(8)
14G-26 岡田亜美(5)

不参加 土井畑知里(1)
不参加 佐竹玲奈(2)
不参加 森ひかる(4)
不参加 高木裕美(6)
不参加 宇山芽紅(7)

このスタートリスト見た時に思ったこと、ストレートに表現していいですか?

『ナンジャコリャー!』


各選手に様々な事情はあると思いますが、招待選手8名中、5名が不参加というのは、異常事態としか言いようがありません。

不参加の選手は、日体大クラブ2名(噂の通り欠場、、、)、金沢学院大学クラブ3名、日体大は部長の山崎氏の失態によるものだが、金沢学院にも何かあるのかと考えてしまいましたが、招待選手ではない金沢学院の選手がジャパンオープン部門に参加していることを考えると、クラブ自体に何かあるわけでは無いようです。

しかし、女子のスタートリストは、あまりにも寂しい状態、、、

優勝は、中野蘭菜選手か、岸彩乃選手で確定としか言いようがありません。

いったい何がどうなっているのか?

2016/11/29

川崎市長杯争奪2016国際トランポリンジャパンオープン 女子 優勝は?

先日は、関東地方に広く雪がふり寒い日が続いていますね。
選手の皆さんは、風邪などひかないように、体調管理を万全にしてくださいね。

さて、あと2週間と数日で「川崎市長杯争奪2016国際トランポリンジャパンオープン」が開催されます。

選手の皆さんは、そろそろ大会に向けた調整も、徐々に追い込みの時期になってくるのではないでしょうか?

10日ほど前に男子ジャパンオープン部門の優勝予想をしましたが、その後にありえない噂を聞いたために、テンションが、ダダ下がりの水庭でした。

しかし、日体クラブの選手たちが、練習を再開したとの追加情報が、私の耳に入ってきて、テンションも持ち直しました、2週間以上も練習が出来なかったことは、真剣に取り組んできた選手にとって辛いものだったと思いますが、大人の都合で強制的な引退にならず本当に良かったです。

トランポリン競技各チームの指導者様、ご父兄様、トランポリン競技に限りませんが、命と人生をかけて情熱を燃やしている選手たちがたくさんいる、素晴らしいものだと思います。

トランポリン競技に参加する選手たちの多くは、社会人経験のない子供達です、周囲の大人は我が子同然に、身内だけではなく、全ての選手を応援してもらえるようにお願いします。

賢い大人が、一時の感情で、熱い選手たちの火を消すような事がないようにお願いします。

では!

改めて、女子個人ジャパンオープン部門の優勝者を予測してみましょう。


直近の大会結果としては、まだ記憶に新しい、11/12-13で行われた「全日本トランポリン競技選手権」が参考になるかと思います。

全日本選手権 女子個人の結果


① 土井畑知里
② 佐竹玲奈
③ 中野蘭菜
④ 森ひかる
⑤ 岡田亜美
⑥ 高木裕美
⑦ 宇山芽紅
⑧ 中村優希

残念すぎる話ですが、1位と2位だった、土井畑選手と、佐竹選手は、日体クラブに所属しており大会への調整は間に合わないと思われます。

そうなると、3位につけた中野蘭菜選手と、4位の森ひかる選手が有力な候補となります。

この2人の演技は対照的で、中野蘭菜選手は、高い難度(14点以上)構成で、ここ一番で結果を出してきたハートの強い選手ですが、若干ギャンブル性のある戦い方です。

一方の森ひかる選手は、難度を11.4前後に留めて、コンスタントに高い演技点を獲得してきます、必ず上位に食い込める安定した戦い方です。

先日の全日本 決勝で2人の配点を比較すると

中野蘭菜(52.600) E 22.8/D 14.1/T 15.700
森ひかる(52.555) E 25.2/D 11.4/T 15.955

合計点では、わずか0.045の差となりますが、無理をしないのに、高得点を出し続ける「森ひかる」選手の得点が優勝のボーダラインとなると考えられます。

これを突き抜ける事が出来るのは、「中野蘭菜」選手以外に、他にいるのか?ということになります。

岸彩乃


西日本大会では、予選第二演技で53.105を獲得、ここ最近の「岸彩乃」選手は決勝に、ハイスコアを持ってこれない傾向がありますが、これを克服できれば、優勝することも可能です。

予想


安定の「森ひかる」選手と、本番に強い「中野蘭菜」選手の一騎討ちとなる事が濃厚

ここに不調のベテラン「岸彩乃」選手、調整不足が懸念される「土井畑知里」選手と「佐竹玲奈」選手が食い込んでくるかどうかがカギとなる。

先日の全日本で表彰台をあと少しで逃した「森ひかる」選手が、今回は挽回して優勝を掴み取ると予想します。

◎ 森ひかる
○ 中野蘭菜
▲ 岸彩乃
△ 土井畑知里
△ 佐竹玲奈

本大会は、来年の年齢別大会に向けての課題を見直す意味合いが強い大会

無理な構成ではなく、必ず10本通す構成で、演技点の向上に集中してもらえると、見る側は嬉しいですね。

みんな頑張れ!


2016/11/21

全日本トランポリン競技選手権大会を振り返って

本日は、11月12日、13日に開催された「全日本トランポリン競技選手権大会」を振り返りたいと思います。

本大会で、目覚ましい活躍をした選手をピックアップしたいと思います。

男子


男子で最も目覚ましい活躍したのは、3位に入賞した「石川和」選手でした。
これまで「石川和」選手は、強化指定選手には認定されていない選手でしたが、今回は予選で101.115点、決勝で58.015点を獲得、合計で159.130点を獲得しており、A強化指定選手の認定条件(157点以上)をクリアしています。


私が会場で見た、決勝での「石川和」選手の演技は、高く飛ぶ意識と、姿勢による減点を絶対しないと感じさせる気迫の演技と感じました。

今後、今回開花した素晴らしい演技を継続してもらい活躍してもらえることを期待したいです。

女子


女子で最も活躍したのは、優勝した「土井畑知里」選手です、これまで「土井畑知里」選手は、A強化指定選手(認定時の得点 148.680点)でした、予選では99.145点、決勝では53.210点を獲得、合計で152.355点の文句なしのS強化指定選手をクリアしました。
さらに、今年のリオ・オリンピックに出場した「中野蘭菜」選手の最高得点は151.415点で、この大会前までは、日本女子の最高得点となっていましたが、これを「土井畑知里」選手が上回っての優勝となります。

また、他の女子選手では「中村優希」選手が、A強化指定選手から、S強化指定選手へランクアップし、「岡田亜美」選手が、A強化指定選手を獲得しました。

トランポリン日本女子は、世界から見れば格下ではありますが、今回、S強化指定選手にランクアップした2名を加え、計7名のS強化指定選手から、未来のSA強化指定選手が生まれ、いずれ世界戦やオリンピックで、上位入賞を果たすことを信じて待ちたいと思います。
 
みんな!がんばれ!!

川崎市長杯、日体大不参加の噂


先週より、川崎市長杯争奪2016国際トランポリンジャパンオープンの記事を投稿しておりますが、女子の予想をしている最中に、嫌なウワサを聞いてしまいました。

そのウワサとは、日本体育大学クラブが、大会には参加しない!とのこと

全日本大会が終了したあとから、日体大のトランポリン部は、活動を休止している模様。

しかし、全日本大会の決勝進出者は、ジャパンオープンの招待選手となるこの大会、日体大は女子2名(土井畑知里選手、佐竹玲奈選手)が、1位、2位を獲得しており、その出場までも無くなってしまうのか?

真相は、全くわかりませんが、川崎市長杯の大会申込みは、昨日で締切を迎えており、申込みが行われたかは、不明です。

私の知っている事実を書き並べると、次の状況

・全日本の審判に、山崎博和氏がいなかった。
  山崎氏は、2016年より前任の伊藤直樹教授が引退し、日体大の部長に就任、しかし、全日本の大会パンフレットには審判員として名前が記載されているも、大会期間中は、審判席に一度も姿を現していない

・全日本を日体大の選手2名が欠場
  全日本大会は、予選大会によって権利を得た選手だけが出場できる大会であった、恐らく大会参加を決定した後に、怪我、病気による欠場と思われるが、これが何か関係しているのか?

・全日本大会以降は、トランポリン部が、筋力トレーニングのみ実施
  大会まで残り1ヶ月のタイミングで、トランポリンを利用しない練習のみは、何か違和感を感じます。

日本体育大学クラブには、ジャパンオープン部門の出場者や大学生だけではなく、高校生以下、小学生まで所属し、各年齢部門からも優勝者や入賞者が在籍しており、約30名の選手がいる。

マイナーなトランポリン競技において、選手とは無関係な都合によって、その活動の場を奪われてしまう話は、時折、耳にすることではあるが、そういったトラブルに対して最も縁が遠いのが、日本体育大学であると私は考えていた。

大会でも、競技者がケガをすれば、真っ先に駆けつけてケアを手伝うのは、日体大の選手であり、トランポリンの競技台を朝一番に拭き掃除をするのも、日体大の選手だけである

しかし、このウワサが、もし本当ならば、日体大に何か異常事態があることは間違いがないと思われる。

私が知る事実から考えれば、日体大トランポリン部の部長交代が原因で、異常を引き起こし、全日本大会を欠場した選手のことが引き金の可能性があるかもしれない。

日本体育大学だけは、全てのスポーツを愛する人達に賞賛される大学として、ブランドとプライドを維持してもらいたいと切に願い、選手を犠牲にすることの無い行動を選択してもらえることを願います。

2016/11/17

川崎市長杯争奪2016国際トランポリンジャパンオープン 男子 優勝は「田崎勝 史」選手

昨日は、川崎市長杯争奪2016ジャパンオープンの開催について書かせていただきました。

もうすぐ、大会があると思うと、優勝するのは誰なのかが気になります。

昨年の結果


順位と選手名、決勝第2演技の点数を並べてみます。

1位 上山 容弘 58.670
2位 田崎 勝史 58.115
3位 山口 学  57.935
4位 岸 大貴  57.225
5位 安藤 諒  55.440
6位 谷口 遼平 50.640

昨年は、「伊藤正樹」選手、「石川和」選手が棄権、「外村哲也」選手は、予選第一演技でまさかの失敗に終わり、優勝は「上山容弘」選手が獲得しています。

別の記事にも書いていますが、改めて先日開催された全日本選手権大会の結果を確認してみましょう。

2016年 全日本選手権(個人男子)決勝の結果


1位 伊藤 正樹 60.550
2位 外村 哲也 59.350
3位 石川 和  58.015
4位 堺 亮介  57.855
5位 岸 大貴  57.715
6位 島田 諒太 57.225

昨年の入賞者で、全日本大会でも入賞しているのは、「岸 大貴」選手1名のみです。
しかも、全日本大会の1~3位は、昨年の川崎市長杯を棄権、もしくは予選落ちという、何とも予想しにくい状況です。

私の優勝者予想


予想が難しい状況ですが、私なりに予想してみました。

伊藤正樹 選手


まずは、全日本で優勝している「伊藤正樹」選手ですが、川崎市長杯では好成績を収めると思うものの、2大会連続で優勝できるだけの集中力維持は、難しいと考えました。
全日本での演技は、会場で見せていただきましたが、鬼気迫る演技であったのを今も覚えています。
これだけの演技をするのには高いモチベーションと、尋常ではない集中力によるものと思えます。
だからこそ、「伊藤正樹」選手のダメージは大きく、全日本大会との期間が短い、川崎市長杯では、優勝は難しいと考えます。

外村哲也 選手


次に候補にあがるのは、全日本大会で2位を獲得している「外村哲也」選手だと思います。
私個人は、とても大好きな選手であり、会場で観戦していると、他の選手とは異質の世界観をもった演技を見せてもらえる大好きな選手です。
また、大変な努力家でもあり、自己分析をされている様子を、「外村哲也」選手のブログで垣間見ることができ好感度も高い選手です。
しかし、ここ数年の大会成績を見ていると、どうも運がなく、全日本大会でも「伊藤正樹」選手が演技するまでは暫定1位で、十分優勝してもおかしくない点数でしたが、結果は「伊藤正樹」選手の、会心の演技によって、優勝を阻止されてしまいました。
私の予想としては、入賞できても優勝は難しいのではないかと予想します。

石川和 選手


全日本大会3位の「石川和」選手については、本当に全日本での演技は、素晴らしいの一言に尽きる、スゴイ演技でした。
しかし、まだ若く、この好調を持続させるには経験が不足しているのではないかと考えます。
一流アスリートにありがちな、好調/不調の波をコントロールできるレベルではないと思います。

田崎勝史 選手


さて、全日本大会では決勝に残りながらも、悔いを残している選手が1名います。
それが、「田崎勝史」選手です。
全日本では、決勝では3本目の技で中断となってしまい、結果は8位となっていますが、昨年の川崎市長杯では2位となっています。
今年は、「上山容弘」選手、「山口学」選手が、すでに引退しています。
また、川崎市長杯のトランポリン(台)は、近くの日本体育大学のものを利用することも、「田崎勝史」選手が有利になる要因と考えます。
「田崎勝史」選手は、昨年まで、日本体育大学に所属しており、使い慣れている台で試合に臨めるのは、かなり有利だと考え、私は「田崎勝史」選手が優勝と予想しました。

棟朝銀河 選手


あと、ダークホースというか「ちゃんとしなさいね!」と思うのは、「棟朝銀河」選手、全日本で悔いを残している選手だと思いますが、まだ大学生ということもあり、安定感が無いように思えます。
コーチの「中田大輔」さんには、メンタル面でも鍛えてもらい、今後も活躍できる選手に育ててもらいたいと、勝手に思っています。

予想結果


◎ 田崎勝史
○ 伊藤正樹
▲ 外村哲也
△ 棟朝銀河
 こんな予想をしたものの、好き嫌いだけでいうと「外村哲也」選手が優勝して欲しいです。

みんな、がんばれ!!

2016/11/16

あと1か月、川崎市長杯争奪2016国際トランポリンジャパンオープン


私がブログを作るときに利用するブラウザは「FireFox」なのですが、FireFoxを起動したらWindows10の通知に「バッテリー消費を抑えるならEdge(Windows10から搭載された別のブラウザ)を利用しましょう」などと、軽くFireFoxをディスられました。

人の好みなのだからほっといてほしいですよね。



さて、次の主要大会である「川崎市長杯争奪2016国際トランポリンジャパンオープン」の開催まで、本日で、残すところ1か月となりました。

私は、この大会は特に好きで、6年前から観戦させていただいています。

その中で、いつも引っかかるのが、大会の正式名称です。

大会の正式名称


日本体操協会より公表されている要綱を確認すると、次の名称が正式のようです。

「川崎市長杯争奪2016国際トランポリンジャパンオープン 兼 全日本社会人選手権大会 兼 JOC ジュニアオリンピックカップ」

こんなに長い大会名なのです。

なぜ、このような名称になったのかは、トランポリン競技の運営にかかわっている方が、きっとどこかで教えてくれるのだろうと信じて、深くは考えないでおきます。

大会概要


開催日

  • 2016年12月16日(金)
    • マスターズ部門(予選・決勝)
  • 2016年12月17日(土)
    • 年齢別部門(予選)
    • ジャパンオープン部門兼社会人選手権大会(予選)
    • 社会人選手権大会(決勝)
  • 2016年12月18日(日)
    • 年齢別部門(決勝)
    • ジャパンオープン部門(決勝)

会場

  • 川崎市とどろきアリーナ(神奈川県川崎市)

競技方法

  • 年齢別部門 ・・・ 男女、年齢によって10のカテゴリーに分かれて競います
    • 10歳以下(男子・女子)
    • 11-12才の部(男子・女子)
    • 13-14才の部(男子・女子)
    • 15-16才の部(男子・女子)
    • 17-18才の部(男子・女子)
年齢は開催年の12月31日までに達する年齢でエントリーできるカテゴリーが分かれます。
参加者は、おおよそ小学生から高校生となり、翌年5月に開催の「全日本年齢別トランポリン競技選手権大会」に向けての試験的な大会ととらえる選手・コーチは多いと思われます。

今年は、この部門にも海外からの招待選手が参加するようです(要綱に書かれている)、これまでは海外からの招待選手は、ジャパンオープン部門だけだったと記憶していたのですが、今年から招待するようになったのかもしれません。
  • マスターズ部門 ・・・ 男女、年齢によって8のカテゴリーに分かれて競います 
    • 19-29才の部(男子・女子)
    • 30-39才の部(男子・女子)
    • 40-49才の部(男子・女子)
    • 50-59才の部(男子・女子)
トランポリン競技の愛好家が活躍できる部門となっています。
大学生以上のトランポリン競技が大好きな選手たちが参加しています。

今年のリオ・オリンピックでコーチとして参加した「中田大輔」選手は、今年で42才ですが、この部門には出ません(笑)
現在も現役の選手として活動されている「中田大輔」選手は、毎年「ジャパンオープン部門」にエントリーしており、ガチで現在の日本代表選手たちと競っています。
  • ジャパンオープン部門 ・・・ 全日本上位8名と海外招待選手、希望者で競います 
日本代表として世界戦の舞台に立つことを目指す選手たちと、海外から招待された選手が参加します。
海外からの招待選手は、毎年いろいろな選手が来てくれます。
全日本選手権で決勝に残った男女各8名は、国内招待選手として参加しており、上手な選手は、この部門で競うことになります。
  • 全日本社会人部門 ・・・ 希望者で競います
大学を卒業して、社会人になっても未だ現役の選手たちが競います(参加者は毎年少なめです)
ジャパンオープン部門とダブルエントリーが可能となっており、昨年(2015年)、「中田大輔」選手は、ジャパンオープン部門では29位でしたが、全日本社会人 部門では6位に入賞しています。

大会までは、あと1か月、観戦しに行く日を楽しみにしながら、後日、今年の優勝者を予想していきたいと思います。

トランポリン選手たちは、きっと追い込みや調整に入る時期かと思います、大会に向けた調整は大変かと思いますが、良い結果を残せるよう頑張ってください。

2016/11/15

強化指定選手制度 2016年度

トランポリン競技では、強化指定選手制度があります。

強化指定選手となることで、トランポリン普及活動に貢献する義務が発生しますが、特典を受けることができます。

強化指定選手の義務


1. 協会指定の大会に参加
2. 協会指定のイベント、行事に参加
3. 居場所、活動の報告

強化指定選手の特典


1. 強化指定選手認定
2. 海外大会遠征費の補助
3. 次年度全日本選手権大会への出場権
4. 海外大会派遣対象(SAは優先出場推薦)

強化指定選手のランク


指定大会での予選第一演技、予選第二演技、決勝(または準決勝)の得点合計によって、ランクが決定します。

ランクは全部で3つあって、「SA」「S」「A」があります。

認定されると、そこから1年間有効となります、その1年の間に、対象大会で認定条件を満たす得点をとれば、そこから更に1年間有効となります。

SA強化指定選手


世界戦で優勝を争えるレベルです。
現在は「伊藤正樹」選手と、「棟朝銀河」選手の男子2名のみです。

条件は、男子 167.0点以上、女子 153.5点以上となります。

ちなみに、リオ五輪で優勝した「ウラジスラウ・ハンチャロウ」選手は、予選合計が111.090点、決勝で61.745点ですので、合計は172.835点で、SA強化指定選手となっても、世界で優勝するのには、もっと高いハードルがあります。

但し、トランポリン競技では、予選の得点は、決勝戦では加算されないため、決勝進出後は、ラスト1本の演技だけで優勝者を決定することから、予選を105.0点で通過して、決勝で62.0点を出せれば優勝となります。

ちなみに、リオでは予選8位が107.660点だったので、105.0点では予選落ちしますね。

S強化指定選手


世界戦で決勝に残るかもしれないレベルです。

条件は、男子 162.0点以上、女子 149.5点以上となります。

現在は、男子4名、女子5名が認定されています。
今回、全日本の女子個人で優勝した「土井畑知里」選手は、格下となるAランクの選手でしたが、見事Sランクの選手を押しのけて優勝、得点も予選合計 99.145点、決勝 53.210で、合計は152.355点と、SAランクまで、あと一歩と迫る大躍進を果たし、Sランクに仲間入りが確定しました。

A強化指定選手


未来の金メダリスト候補となるレベルです。
SA、Aランクの選手と比べれば見劣りする印象があるかもしれませんが、国内大会では、決勝進出者の常連であり、世界戦も年齢別大会だと優勝してくる凄い選手達です。

条件は、男子 157.0点以上、女子 145.5点以上です。

現在は、男子が7名、女子が6名認定されています。

対象大会


認定条件となる得点は、対象大会で獲得する必要があります。

  • 5月開催 全日本年齢別選手権
  • 11月開催 全日本選手権
  • 12月開催 ジャパンオープン
これらの大会以外には、指定の世界大会と、国内選考会が対象となります。

全日本年齢別選手権で優秀な選手は、その年の世界大会へ日本代表として選出されるため、毎年4回はチャンスがあることとなります。

強化指定選手になると、更に世界大会に参加する回数が増えます。

オリンピックを目指す、未来のメダリスト達は、こういった制度がある事を知って、当面の目標とすると、具体的な目標にもなって、良い結果を生んでいくのだと思います。

2016/11/14

2016年11月開催 全日本トランポリン競技選手権大会

ヤマト市民体育館(群馬県前橋市)

まもなく開催される「全日本トランポリン競技選手権大会」についての解説です。
この大会は、日本で行われるトランポリン競技選手権の中で、日本一を決定する重要な大会であり、ランク獲得選手と、対象大会の得点上位者を加えた計65名で競います。

大会概要


開催日 2016年11月12日 予選 
                                  13日 決勝
会 場 ヤマト市民体育館
            (群馬県前橋市)

大会スケジュール(出典 日本体操協会)

スタートリスト(出典 日本体操協会)

大会要項(出典 日本体操協会)


昨年の男子個人は、順当に伊藤正樹選手が優勝、女子個人では優勝候補者達を押し退け、杉谷櫻花選手が優勝しました。
さて今年は誰が優勝するのか?
予想をしてみましょう。

個人競技 男子


優勝候補は、前回の2015年大会で優勝した「伊藤正樹」選手は有力です。
前回大会では、予選から徐々に得点を上げていき、決勝で最高得点の59.210を獲得し、王者の貫禄を見せつけての優勝を飾りました。
これまでに6度の優勝を果たしており、日本トランポリン競技界では、絶対王者と言えます。
「伊藤正樹」選手の凄いところは、予選よりも準決勝、準決勝よりも決勝のほうが得点が高くなるように調整していて、余裕とベテランの風格が備わった試合運びをしてきます。

そんなベテラン王者に勝負を挑むのは、リオ・オリンピックで4位入賞の「棟朝銀河」選手、オリンピック出場を決めてからの、大会成績は、出場のたびに勢いが増しています。オリンピック後の8月に開催されたインカレ(全日本学生トランポリン競技選手権大会)では、決勝で58.275点を獲得し優勝、昨年の全日本大会では準決勝で敗退と若手らしい波があります、2014年の大会では、引退した上山選手の後に続く2位を獲得、3位には「伊藤正樹」選手となったこともあることから、優勝する可能性が高い選手と言えます。

現在も、伊藤選手のほうが1歩上を行く感じはありますが、この二人の差は、かなり縮まってきています。

この2人を追いかける形になるのは、「外村哲也」選手、「島田諒太」選手、「田崎勝史」選手の3名、いずれも58点台を獲得できる選手で、状況によっては優勝の可能性も十分あります。

◎本命 伊藤正樹選手
○対抗 棟朝銀河選手
▲単穴 外村哲也選手、島田諒太選手、田崎勝史選手

番外編として、優勝は難しいが表彰台に届くかもしれない、注目すべき選手がいます。
前回の全日本大会から着実に得点を伸ばしてきている「堺亮介」選手は、大穴として注目しておきたい。
まだ、安定感に欠ける部分は否めませんが、時折見せるキレのある演技で会場を盛りあげており、今大会でも期待できます。

△大穴 堺亮介選手


昨年の大会結果を見ると、個人競技(男子)の決勝進出者は強化指定選手(現在、男子は13名)が勝ち上がってきており、大番狂わせがありません、大崩れしない限り、優勝は「伊藤正樹」選手が固いです。

しかし、些細なミスも大きな減点となるトランポリン競技では、絶対は無い。
楽しみに、大会当日は注目して見てみたい。

個人競技 女子


優勝候補は、リオ五輪にも出場した「中野蘭菜」選手、そしてリオ五輪への出場権まで、あと一歩のところで逃した「岸綾乃」選手、そして昨年優勝した「杉谷櫻花」選手が有力ではないでしょうか。

昨年は、「岸綾乃」選手が、実力を十分に発揮できず、準決勝で中断、決勝に残れませんでした。
逆に本番に強い「杉谷櫻花」選手が優勝しました。

今年は勢いがある「中野蘭菜」選手が、優勝に近いのではないかと思います。

ここに割って入ってきそうなのは、「佐竹玲奈」選手、中学生にして全日本優勝経験をもつ「森ひかる」選手の2名が食いついてくるものと思われます。

今年の「佐竹玲奈」選手は、ケガにより大会参加ができていませんでしたが、8月のインカレでは、見事、優勝を果たしています。

また「森ひかる」選手は、ここ数年は演技後の着地ミスによる大幅な減点が続いていますが、今年のインハイでは優勝を果たし、そろそろ復活の兆しが出てきているのではないかと思われます。

どの選手も第2自由演技では、52.5点以上を獲得できる実力があり、決勝までミスなく演技できるかが優勝へのカギとなります。

◎本命 中野蘭菜選手
○対抗 岸綾乃選手
○対抗 杉谷櫻花選手
▲単穴 佐竹玲奈選手
△大穴 森ひかる選手

 勝手に全日本選手権を予想してみましたが、結果は跳ぶその瞬間までわからないのが、トランポリン競技です。
どんな結果になるのか、来週はワクワクしながら前橋に観戦に行きたいと思います。

2016/11/13

第10回ワールドゲームズ(ポーランド)日本代表第一次選考会

ワールドゲームズ一次選考通過ペア(男女各3組)

ワールドゲームズ


オリンピックの翌年に行われるオリンピックを補完する大会で、4年に一度開催されます。

2017年7月20日から30日の10日間、開催されます。

ワールドゲームズは、オリンピックの正式種目ではないが、盛んに行われている競技・種目の世界大会として、オリンピック正式種目の候補となるスポーツの祭典です。

トランポリンの個人競技は、2000年のシドニーから、オリンピック正式種目となりました。

ワールドゲームズでは、シンクロ競技が行われます。

日本代表の選考


2016/11/12-13に行われた、全日本選手権大会では、日本代表の第一次選考を兼ねており、男女から各3組の候補となるペアが選ばれました。

一次選考 男子3組


① 伊藤正樹、棟朝銀河
② 石川大和、中園貴登
③ 池野友崇、藤田隆之介

一次選考 女子3組


① 土井畑知里、佐竹玲奈
② 森ひかる、中野蘭菜
③ 宇山芽紅、高木裕美

日本代表決定戦


2017年5月に開催される年齢別大会で、最終選考となります。
全日本と同様に熱い戦いとなることは必至です。

決勝 2016 全日本トランポリン競技選手権大会


今年の日本一が決定しました!


男子個人は、伊藤正樹選手が昨年に続いて2連覇を達成!

女子個人は、土井畑知里選手が、私の下馬評を覆して、初優勝を飾りました。




男子個人 決勝進出者(最終成績)

① 伊藤正樹 ◎ (1位)
② 外村哲也 ▲ (2位)
③ 石川大和 (3位)
④ 島田諒太 ▲ (6位)
⑤ 岸大貴 (5位)
⑥ 堺亮介 △ (4位)
⑦ 田崎勝史 ▲ (8位)
⑧ 植田太郎 (7位)

棟朝選手を除き、実力者たちが、順当に決勝へ進出した男子個人戦。

私が注目していた堺選手は、予選第一演技を失敗してしまい、もうダメかと思いましたが、なんと第二演技での挽回に成功!準決勝では安定した演技で決勝に進出!これは何かあるかもしれないと期待しましたが、惜しくも4位!

伊藤選手は、今大会では唯一の60点台を叩き出し、2連覇を達成!
さすが王者!の一言に尽きます。

外村選手は、ベテランの意地を見せ復帰して間もないものの2位!を獲得。

男子個人は、終わってみれば、伊藤正樹、外村哲也のベテラン2名に、若手が一矢報いることもなく終わったと言わざるを得ません。

次の大会は、12月の川崎市長杯で、ほぼ同じメンバーが、再び競い合うこととなります。

そこには、どんなドラマがあるのか期待しましょう。




女子個人 決勝進出者

① 土井畑知里 ! (1位)
② 森ひかる △ (3位)
③ 宇山芽紅 (7位)
④ 中村優希 (8位)
⑤ 岡田亜美 (5位)
⑥ 中野蘭菜 ◎ (3位)
⑦ 佐竹玲奈 ▲ (2位)
⑧ 高木裕美 (4位)

予想していた、岸彩乃、杉谷櫻花は、準決勝敗退となりました。

予想外に好調なのは土井畑選手で、予選、準決勝ともに1位で通過、このまま優勝しました。

中野蘭菜選手、森ひかる選手は、チームの方針なのか?
無理のない演技構成で、実力を出し切れなかった感は否めません。

私が予想していた佐竹玲奈選手は、準決勝では7位でしたが、決勝にピークを持ってきての2位入賞です。

女子個人は、岸彩乃選手が不調になってきたことから、その下でくすぶっていた実力者たちによって、まさに乱戦状態となりました。

昨年優勝の杉谷櫻花選手が準決勝敗退。
優勝経験者の森ひかる選手が、安定して高得点を出し続けるも結果は4位

直前のインカレでは予選12位で予選落ちした、土井畑知里選手が、文句なしの好成績で優勝!

女子は、この乱戦の中から絶対的王者となる存在が生まれるのか、今後の展開に注目です。



会場を片付ける様子、このあとから表彰です。

準決勝 2016 全日本トランポリン競技選手権大会



全日本選手権大会の準決勝と、決勝戦は同日開催です。

また、予選の獲得点数は、準決勝の勝敗には加味されないため、この準決勝で行う、たった一回の演技で決勝進出者が決定します。

これは、どんなに凄い選手でも、失敗すれば、準決勝敗退となるが、格下の選手でも、下剋上が可能なルールとなります。

以下は、私の予想と、予選結果の比較です。
準決勝終了後、更新したいと思います。

男子個人

◎本命 伊藤正樹選手 → 予選4位通過
○対抗 棟朝銀河選手 → 予選敗退
▲単穴 外村哲也選手 → 予選1位通過
▲単穴 島田諒太選手 → 予選2位通過
▲単穴 田崎勝史選手 → 予選3位通過
△大穴 堺亮介選手 → 予選20位通過

女子個人

◎本命 中野蘭菜選手 → 予選5位通過
○対抗 岸綾乃選手 → 予選4位通過
○対抗 杉谷櫻花選手 → 予選7位通過
▲単穴 佐竹玲奈選手 → 予選6位通過
△大穴 森ひかる選手 → 予選2位通過

予想外

!予選1位通過  土井畑知里選手
!予選3位通過  中村優希選手

準決勝 男子結果





準決勝 女子結果





2016/11/12

予選 2016 全日本トランポリン競技選手権大会


個人競技の予選が終了、私の予想した選手たちは、ほぼ全員、準決勝へと駒を進めました。

男子個人


残念だったのは、『棟朝銀河』選手が、第二自由演技にて中断してしまい、惜しまれつつも予選落ちとなりました。

また、ヒヤリとしたのは『堺亮介』選手、第一自由演技で10本目の演技を失敗、9本分の演技得点により、41.805と上位の選手から4〜6点のビハインドとなるものの、第二自由演技で、気持ちを切り替えての冴え渡る抜群の演技により、57.090の高得点を獲得し予選20位の準決勝進出を決めました。

女子個人


女子は、私が予想から外していた『土井畑知里』選手が1位通過、今年は試合への参加が少なく、完全にノーマークでした。

そして、大穴に予想していた『森ひかる』選手が2位通過、シッカリと弱点を補強してきたようです。

明日(11/13)の準決勝、決勝の結果はどうなのか楽しみです。

予選結果 男子


予選結果 女子個人




2016/09/21

トランポリンでオリンピック選手を調査した件

トランポリン競技で日本が金メダル獲得!

そんなニュースが待ち遠しいですね。

しかし、残念ながらトランポリン競技で日本は、オリンピック正式種目になってから、現在までオリンピックで金メダルを獲得したことはありません。

日本のエース伊藤選手は、オリンピックを除けば、世界大会で優勝経験もあり、いつか金メダルを日本に持ってきてくれる日は近いと期待しています。

今日は、他の競技で活躍しているオリンピック選手たちには、トランポリンを利用したトレーニングをすることで、優れた空中感覚や、通常の筋力トレーニングでは得られない体幹を手に入れて活躍しています。

そこで、トランポリンを利用して、素晴らしい成績を残してきた選手に注目して調査してみました。

内村航平 選手(体操)


2016年に開催された「リオデジャネイロ オリンピック」体操の個人総合、団体総合で、2個の金メダルを獲得した、内村航平選手は、子供のころにトランポリンを使ったトレーニングを行うことで、ありえないほど安定した着地を決める超有名選手。


内村航平選手は、小学6年生のころに、体操教室の先生でもある、お父さんとお母さんが、これからの体操競技には、空中感覚をトレーニングしていくことが重要と考え、空中感覚のトレーニングにトランポリンを利用してみようと考えたことから、体操教室の練習用器具として海外から購入しました。


内村航平選手は、それまで大会に出場しても、連続技の途中で失敗してしまうなど、大会成績は悪かったのですが、毎日このトランポリンでトレーニングを繰り返していくことで、その後の大会では良い成績を収めるようになっていきました、そして、現在は日本を代表する選手にまで成長しています。


日本代表選手となってからも、同じ体操の日本代表となった白井選手に試合で着地を決めたかったらトランポリンを利用したトレーニングを行うのが良いとアドバイスしているそうです。


トランポリンを使って高く飛び上がったあと、着地するためには、落下してくるときの姿勢を正しくする必要があります。


着地を決めるために足の筋力を鍛えるだけではなく、こういった姿勢を意識したトレーニングは体操競技の着地する技術の向上に役立つことが、内村選手によって証明されました。


トランポリンを習い始めると、どんなに小さな子供でも最初のトレーニングでは、ストレートジャンプ(真っすぐ上にジャンプ)と、着地の練習から始まります、トランポリンの練習できるスポーツクラブなどで体験してみてください。


白井健三 選手(体操)


リオデジャネイロ オリンピックが、初めてのオリンピックなのに、見事、団体総合で金、跳馬で銅メダルを獲得、自身の名前を持つ技をもつ捻りのスペシャリストも、幼少期にトランポリンで大きく成長した選手です。


白井選手は子供のころ、ご両親が経営する体操教室に連れていかれ、この体操教室で遊んでいて、このときトランポリンで遊ぶことが大好きで毎日のように遊んでいました。


子供ってのは、ベッドのマットレスとか、跳び箱の踏み台とか、びょんびょん跳ねるの好きですよね、公園のふわふわドームなんか、狂ったように飛んでる子供が必ずいます。人が飛び跳ねるってのは、多くの人が楽しめる運動なのです。


そんな白井選手が5歳の時、特別に参加した体操大会では、いきなり2位になるという快挙(うらやましい!)、その後、ご両親はトレーニング用の特製トランポリンを用意してトレーニングメニューに取り入れました、これが「ひねり王子」の異名となる空中感覚や体幹を鍛え、日本代表に成長するきっかけとなりました。


白井選手は、他の体操選手と比較すると体が細く、足の太さを比べても、特別に太くもない、むしろ細いけど本当にすごい選手なの?という疑問もわいてくるぐらいだと思いませんか?


現在の体操競技のゆかは、中にバネが仕込まれており、この反動を利用するのが、他の選手より上手で、ひねる回数を増やしても高さが落ちません。


これもトランポリンを使って、自分を空中に飛ばす感覚を、小さい時から感覚に刷り込ませてきたからこそ、身についたものと言えます。


トランポリン競技のオリンピック選手を、体操競技の選手たちと比較すると、体の線は細く、トランポリンは足の筋力で飛ぶ競技ではないのです。



平岡卓(スノーボード)


ソチ オリンピックの男子ハーフパイプで銅メダルを獲得した、プロスノーボーダーの平岡選手も、トランポリンでトレーニングを行っている選手だ。


自宅に設置したトランポリンで日頃から飛び跳ねるトレーニングをして、空中のバランス感覚を養い、数々の世界戦やオリンピックで輝かしい結果を残したスゴイ選手だ。


ハーフパイプで、空中に飛び上がったところを、重点的にトレーニングしたいとき、本当にハーフパイプで滑りながらトレーニングするより、トランポリンの力を借りて体を空中に上げて感覚を鍛えるほうが、より多くの回数を行うことが可能になるから、上達も早くなる。


このように、スキーやスノーボード競技でエアートリックが入っている競技と、トランポリンを利用したトレーニングは相性が良いです。


練習にトランポリンを取り入れているその他の競技


空中感覚を養うためのトレーニングとして、サッカー、スキー、ウェイクボード、チアリーディングなどで、取り入れられており、同時に体幹が鍛えることができることから注目されている。


サッカーでは、ジャンプしている間に、自分に向かってくるボールをコントロールする技術が必要となってきます、トランポリンを利用して、空中にいる間のボディーコントロールを鍛えるトレーニングができます。


スキー競技のフリースタイルやモーグルでは、エアーを飛ぶ前のトレーニングとして、トランポリンを取り入れています、宙返りや回転(ひねり)を雪上でトレーニングするのは、失敗時の体へのダメージも大きいため、トランポリンで宙返りや回転を行ったあとの着地の姿勢やバランスのとり方を確認するために利用できます。


ウェイクボードでは、複雑なトリックをマスターするためにトランポリンを利用したトレーニングが取り入れられています、トランポリンを利用するメリットは、失敗してもダメージが少なく、何度でもチャレンジすることができることです。スピンやインバート系のトリック、ハンドルパスの練習ができるから、試したことがない人は試してみましょう。


まとめ


子供のころトランポリンでトレーニングしたら、体操競技でオリンピック選手になれる可能性あり!

空中感覚を鍛えたかったらトランポリンで徹底的に練習が効果あり!