2016/09/21

トランポリンでオリンピック選手を調査した件

トランポリン競技で日本が金メダル獲得!

そんなニュースが待ち遠しいですね。

しかし、残念ながらトランポリン競技で日本は、オリンピック正式種目になってから、現在までオリンピックで金メダルを獲得したことはありません。

日本のエース伊藤選手は、オリンピックを除けば、世界大会で優勝経験もあり、いつか金メダルを日本に持ってきてくれる日は近いと期待しています。

今日は、他の競技で活躍しているオリンピック選手たちには、トランポリンを利用したトレーニングをすることで、優れた空中感覚や、通常の筋力トレーニングでは得られない体幹を手に入れて活躍しています。

そこで、トランポリンを利用して、素晴らしい成績を残してきた選手に注目して調査してみました。

内村航平 選手(体操)


2016年に開催された「リオデジャネイロ オリンピック」体操の個人総合、団体総合で、2個の金メダルを獲得した、内村航平選手は、子供のころにトランポリンを使ったトレーニングを行うことで、ありえないほど安定した着地を決める超有名選手。


内村航平選手は、小学6年生のころに、体操教室の先生でもある、お父さんとお母さんが、これからの体操競技には、空中感覚をトレーニングしていくことが重要と考え、空中感覚のトレーニングにトランポリンを利用してみようと考えたことから、体操教室の練習用器具として海外から購入しました。


内村航平選手は、それまで大会に出場しても、連続技の途中で失敗してしまうなど、大会成績は悪かったのですが、毎日このトランポリンでトレーニングを繰り返していくことで、その後の大会では良い成績を収めるようになっていきました、そして、現在は日本を代表する選手にまで成長しています。


日本代表選手となってからも、同じ体操の日本代表となった白井選手に試合で着地を決めたかったらトランポリンを利用したトレーニングを行うのが良いとアドバイスしているそうです。


トランポリンを使って高く飛び上がったあと、着地するためには、落下してくるときの姿勢を正しくする必要があります。


着地を決めるために足の筋力を鍛えるだけではなく、こういった姿勢を意識したトレーニングは体操競技の着地する技術の向上に役立つことが、内村選手によって証明されました。


トランポリンを習い始めると、どんなに小さな子供でも最初のトレーニングでは、ストレートジャンプ(真っすぐ上にジャンプ)と、着地の練習から始まります、トランポリンの練習できるスポーツクラブなどで体験してみてください。


白井健三 選手(体操)


リオデジャネイロ オリンピックが、初めてのオリンピックなのに、見事、団体総合で金、跳馬で銅メダルを獲得、自身の名前を持つ技をもつ捻りのスペシャリストも、幼少期にトランポリンで大きく成長した選手です。


白井選手は子供のころ、ご両親が経営する体操教室に連れていかれ、この体操教室で遊んでいて、このときトランポリンで遊ぶことが大好きで毎日のように遊んでいました。


子供ってのは、ベッドのマットレスとか、跳び箱の踏み台とか、びょんびょん跳ねるの好きですよね、公園のふわふわドームなんか、狂ったように飛んでる子供が必ずいます。人が飛び跳ねるってのは、多くの人が楽しめる運動なのです。


そんな白井選手が5歳の時、特別に参加した体操大会では、いきなり2位になるという快挙(うらやましい!)、その後、ご両親はトレーニング用の特製トランポリンを用意してトレーニングメニューに取り入れました、これが「ひねり王子」の異名となる空中感覚や体幹を鍛え、日本代表に成長するきっかけとなりました。


白井選手は、他の体操選手と比較すると体が細く、足の太さを比べても、特別に太くもない、むしろ細いけど本当にすごい選手なの?という疑問もわいてくるぐらいだと思いませんか?


現在の体操競技のゆかは、中にバネが仕込まれており、この反動を利用するのが、他の選手より上手で、ひねる回数を増やしても高さが落ちません。


これもトランポリンを使って、自分を空中に飛ばす感覚を、小さい時から感覚に刷り込ませてきたからこそ、身についたものと言えます。


トランポリン競技のオリンピック選手を、体操競技の選手たちと比較すると、体の線は細く、トランポリンは足の筋力で飛ぶ競技ではないのです。



平岡卓(スノーボード)


ソチ オリンピックの男子ハーフパイプで銅メダルを獲得した、プロスノーボーダーの平岡選手も、トランポリンでトレーニングを行っている選手だ。


自宅に設置したトランポリンで日頃から飛び跳ねるトレーニングをして、空中のバランス感覚を養い、数々の世界戦やオリンピックで輝かしい結果を残したスゴイ選手だ。


ハーフパイプで、空中に飛び上がったところを、重点的にトレーニングしたいとき、本当にハーフパイプで滑りながらトレーニングするより、トランポリンの力を借りて体を空中に上げて感覚を鍛えるほうが、より多くの回数を行うことが可能になるから、上達も早くなる。


このように、スキーやスノーボード競技でエアートリックが入っている競技と、トランポリンを利用したトレーニングは相性が良いです。


練習にトランポリンを取り入れているその他の競技


空中感覚を養うためのトレーニングとして、サッカー、スキー、ウェイクボード、チアリーディングなどで、取り入れられており、同時に体幹が鍛えることができることから注目されている。


サッカーでは、ジャンプしている間に、自分に向かってくるボールをコントロールする技術が必要となってきます、トランポリンを利用して、空中にいる間のボディーコントロールを鍛えるトレーニングができます。


スキー競技のフリースタイルやモーグルでは、エアーを飛ぶ前のトレーニングとして、トランポリンを取り入れています、宙返りや回転(ひねり)を雪上でトレーニングするのは、失敗時の体へのダメージも大きいため、トランポリンで宙返りや回転を行ったあとの着地の姿勢やバランスのとり方を確認するために利用できます。


ウェイクボードでは、複雑なトリックをマスターするためにトランポリンを利用したトレーニングが取り入れられています、トランポリンを利用するメリットは、失敗してもダメージが少なく、何度でもチャレンジすることができることです。スピンやインバート系のトリック、ハンドルパスの練習ができるから、試したことがない人は試してみましょう。


まとめ


子供のころトランポリンでトレーニングしたら、体操競技でオリンピック選手になれる可能性あり!

空中感覚を鍛えたかったらトランポリンで徹底的に練習が効果あり!