2017/02/15

まもなく開催、第8回都道府県トランポリン競技選手権大会(静岡県掛川市、予選 2017/2/18 土、決勝 2017/2/19 日)

こんばんは!

まもなく開催される「第8回都道府県トランポリン競技選手権大会」について、記事を投稿してみたいと思います。



駄文ではございますが、ご興味のある方は、読んでやってください。


大会について


ご存じない方に向けて、この大会について説明をさせていただきたいと思います。

毎年1回開催される「都道府県トランポリン競技選手権大会」、トランポリン関係者からは「都道府県」と呼ばれている本大会ですが、他の大会と異なる部分が何点かあります。


開催時期は、毎年2月の中頃となります、開催地は静岡県掛川市にある「東遠カルチャーパーク総合体育館 さんりーな」 のアリーナです。

掛川駅からは車で10分、掛川インターからは車で15分の場所にあります。
なお、掛川駅から市内巡回バスで向かうと30分ほどかかりますので、お時間には余裕をもっていくのが良いかと思います。

毎年、会場付近には交通整理をして頂けるご年配の方が、常時スタンバイして頂いており、臨時に確保頂いている駐車スペースへ誘導、会場前の道で車を止めて選手が安全に道を渡れるように配慮を頂ける素敵な運営会場です。

会場入り口のスペースには、毎年3~5店ほど出店しており、軽食(焼きそば、お好み焼き)などを販売していて、参加する選手なども購入されています。

会場の正面玄関に入ってすぐの場所には、スポーツ用品や掛川茶(試飲あり)、地元の名産品などを販売していいて、 ちょっとしたお祭りのような感じです。

正面玄関から左手の階段を上ると、アリーナの観覧席(2F)に行くことができます。
観覧席の入り口手前には、試合や練習で利用するレオタードなどを販売しており、なかなか実物を確認しながら買うことが難しいレオタードを、実際に手に取ってから買えますので、参加選手の楽しみでもあります。

正面玄関から右手奥には、アリーナとサブアリーナへ向かうための入り口があります。
選手、コーチは、こちらから会場に入るようになっています。


なぜ「都道府県対抗」なのか?


実は、都道府県を前面に出したトランポリン競技の大会は、年間を通してこの大会しかありません。
選手は参加申込するときに、自身の本籍、居住地、所属団体の登録地から、都道府県を1つ選択して申し込みをします。

上位8人に入る可能性がある選手にとっては、この選択した都道府県が年齢別部門の予選結果に大きく響きますので、少し考えることがあるかもしれません。

この大会では、予選結果を他の大会と同じように得点上位から順番に並べていきますが、申込時の都道府県の中で1名しか決勝に出れません。

1位 鈴木 一郎 石川県
2位 佐藤 太郎 石川県
3位 大木 浩二 東京都
4位 藤波 健太 大阪府

このように順位が出てくると、2位の佐藤選手は、同じ石川県の中で2番目となるため、年齢別部門の決勝には進出できません。こういった上位で2番目以下の選手は除外されていき、各都道府県で1番の選手が8名まで決勝に進出します。

尚、全選手が年齢別部門で予選を行いますが、全年齢別部門の中で上位8名は、都道府県に関係なく、オープン部門の決勝へ進みます。

このルールは、国体を意識したことによって作られており、決勝では登録地(都道府県)が異なる選手が優勝を目指すこととなります。

さらに、この大会は決勝もルールが通常とは異なります。
決勝では、トーナメント戦となります。
トーナメントは、予選1位と8位、2位と7位、3位と6位、4位と5位の組み合わせで、トーナメントが組まれるため、上位の選手は安定して優勝が狙いやすいとも言われています。

しかし、この大会は他の大会に比べて、決勝戦が過酷です。

通常は、決勝で1回(10本連続を1回)飛べば、結果が出ますが、この大会はトーナメント戦のため、優勝するには、3回演技をする必要があります。

当然ですが、1回戦よりも準決勝、準決勝よりも決勝のほうが、実力の拮抗した相手との対戦となりますが、準決勝から決勝までの待ち時間は短く、集中力、体力も問われきます。

また、決勝戦からのトーナメントでは、5名の審判員が紅白の旗を持って、良かったほうの選手を示す旗を掛け声とともに上げます。

通常の大会では、獲得した得点を全選手が飛び終わった後に、リストアップして優勝者が分かるのですが、トーナメント方式であることと、判定をシンプルに審判の多数決で決めるため、観戦している人にもわかりやい判定方法となっていると言えます。

予選からオープン部門決勝に進出した選手(参加選手全員の中で上位8名に入った選手)は、決勝での選手紹介で、静岡特産のメロン(ちゃんと化粧箱に入っている)がもらえます。

小さな選手からは、おもわず「いいなぁー」との声もあがり、ほっこりしますね。

年齢別部門で3位までに入賞すると、巨大な麩菓子(色はなぜかピンク)をもらえます。

こちらは様子を見ていると、ちょっと不人気のようです。
大会終了後は、麩菓子が折れてしまっている選手もいますので、別のものなどちょっと考えたほうが良いかも。

今年の「都道府県対抗トランポリン競技選手権大会」では、すでにスタートリスト(予選出場者のリスト)が発表されています。

その中から注目の選手をピックアップしていきたいと思います。

男子注目選手


1位 岸 大貴(石川県) 金沢学院クラブ
2位 島田諒太(石川県) 金沢学院クラブ
3位 堺 亮介(神奈川県) 星稜クラブ
4位 安藤 諒(東京都) 星稜クラブ

岸選手は、オリンピック選手の姉「岸 彩乃」選手の弟として有名ですが、実力もトップクラスです、ここ最近は、中断することが多いのですが、そろそろ魅せてくれると信じています。

島田選手も岸選手に負けない得点を叩き出す選手であり、この二人が奇しくも、石川県でエントリーしていることが悔やまれます。

実は、ピックアップした選手はすべて、石川県の金沢学院クラブ、星稜クラブに所属していて、トランポリン大国である石川県の凄さを感じます。

女子注目選手


1位 名倉沙織(福島県) スポーツクラブ テン・フォーティー
2位 中村優希(東京都) フリーエアースポーツクラブ

名倉選手は、女子の中では高難易度の構成で大会に挑んでくる、チャレンジ精神が高い選手です、難易度が高いことから演技点を落としてしまうことも多いのですが、注目して間違いのない選手です。

中村選手は、名倉選手とは逆に演技点の高い構成で挑んでくると思われます。
両選手とも中断したりしなければ、確実にオープン決勝へ進出すると思われますので、二人で優勝決定戦まで順調にいけば、一番の注目カードになるのではないでしょうか。

最後に


今年は、日本体育大学クラブが、愚かな大人の心無い行動により関係のない選手を巻き込んでの活動停止となってしまい、どの大会も優秀な選手がかけていることが悔やまれてやみません。

全てのスポーツは、常に平等にあってほしいものです。

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